タイ観光に日本から来て、せっかくだから屋台で食べようと言う時に困らない、全くタイ語を知らない人でも使える実用タイ語超実践編 (タイトル長いな…) |
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今日(こんにち)では、日本の本屋に行くとタイの屋台で注文をするときに指差しで出来るようになっている本が数多く売られている。 しかし、実際にタイでその本を屋台で見せて指して注文するのにはやっぱり恥ずかしくて、かなりの勇気がいるし、もしその近くに知らない日本人がいれば尚更の事である。 「言語」というのは面白いもので、教科書どおりに喋れば良いというものでも無く、実際は状況さえあれば、なんとなくでも通じるものである。 日本語でも例えば、東京駅である外国人が困った様子で「オオサカ、シンカンセン」と二言だけ日本語で言ったとしたらら、なんとなく『あぁ、この外人は新幹線で大阪まで行きたいんだな』という事が分ると思う。決して教科書通り「私は、東京から大阪まで新幹線で行きたいです。どこで切符を買って、どうやって行ったら良いですか?」なんて日本語で丁寧に言う必要は無いのである。 タイの屋台でも全く一緒。結局は指差しやメニュー本の通りに喋らなくたって意外と何とか通じるものである。タイなのに日本語で喋りながら身振り手振りだけでもきちんと通じることは結構多い。なにせ私がタイに来た当初に経験・実証ずみ。 タイの屋台では特別な覚えにくいタイ語なんて必要ないのである。ただでさえカタカナ読みしても通じにくいのに… タイ人の屋台で働いている人々は大らかな(時には大らか過ぎる程の)性格の人が多いので、たとえこっちが注文に手間取っていたとしてもまずイライラされる事は無いので心配は御無用である。 そこで、そんな時に実際に使える、市販本にはあまり載っていない覚えやすい超簡単タイ語実践編を、1回に1単語ずつ紹介。 この企画、評判が良ければ続けますし、悪ければすぐに打ち切ります(笑)(*^_^*) 尚、ナンダカンダ言ってもカタカナ表記だけでは難しいところがあるので、タイ文字も写真で併記します。タイ人にこの文字を読んでもらうと正しい発音が分かると思います。また、あくまで私一人の経験だけに基づいていますので、そこの所はご了承ください。 |
発音 ≪ニィー≫ 音調は日本語(東京弁)で「兄さん」といった時の「にぃー」と一緒である。ちょっとあがってすぐ下がる、そう、その音。 意味は「これ」。 料理を注文するときにどの人でもよく使う言葉だと思う。料理を注文するとき、人は大概にして指をさすはず。 タイでも、指をさして「ニィー」と言えば注文は終了。これだけである。 |
発音 ≪アライ≫ 「アライ」との意味は、「何」、英語の「What」とほぼ同じである。そのままカタカナ発音でも通じそうな感じであるが、どちらかというと「ア・ライ」と発音したほうが通じる気が私はする。。 かなり利用頻度の高い単語の1つ。タイ人と会話していて言葉が聞き取れず「何?」と聞き返す時に使う言葉もこの「アライ」 (実際にはアライ・ナ? の方が良い) タイの屋台に並んでいる料理で、見ただけでは何だかわからず、店員に「これ何?」と聞くときも、この「アライ」は活躍。 “これ”という意味の「ニー(↑上の単語)」を付けて「ニー・アライ?」と聞けばもうOK。 それに丁寧語の「カップ」(♂)や「カ」(♀)(↓下の単語)を付けて「ニー・アライ・カ?」となれぱ「これは何ですか??」。 もう完璧なタイ語である。 |
発音 ≪タオ・ライ≫ 音調はタオ・ライの“タオ”の方にアクセントを付けて読むと良い。 意味は「いくら?」。 これも料理を注文するときには必要な言葉だと思う。 この言葉を知らないとついつい“How much?”と聞きたくなるが、タイ人には日本人の話す英語が分りにくいし、そもそもその英語も分らない人もいる。タイは英語圏では無い。 客『How much?』→タイ人『ア゛ーっん?』(←タイ人は分らない時、こういう言い方をする。特にオバちゃん) ここでの問題は、聞くだけ聞いたは良いけれど、答えが分らないと言う場合。 料金を英語で答えてくれればまだ良い。(とは言ってもタイ人の喋る英語も日本人にはこれまた分りづらいが…) 普通タイ語で聞けば、答えはタイ語で帰ってくる。客『タオ・ライ』→店『イー・シップ・バーッ (20バーツ)』ってな感じである。 こればかりは、タイ語で数字を覚えるしかないが、そんなことをしなくても、紙に料金を数字で書いてもらうと言う方法がある。当然であるが、アラビア数字は世界共通である。(日本に漢数字があるように、タイにもタイ数字はある) また、タイを旅行する場合は、何かと料金交渉が必要になる事が多いと思うので、小さな電卓を常に1つ持ち歩いていると、いざ交渉の際非常に便利であると思う。 |
発音 ≪アロイ!!≫ 音調はア・ロイの“ア”の方にアクセントを付けて読むと良い。“アローイ”とも聞こえる。 意味は「うまーい!!・美味しーい!!」。 タイ人は、日本人がこの言葉を言うとニコッと笑ってくれる。食事をしながら、又は食事後に言うと良い。 「本当にすごーく、美味しい!!」 と言いたい場合は、≪アロイ・マーク・チンチン≫と言うと良い。 ≪マーク≫は英語で言う“Very”、“とても”という意味。 ≪チンチン≫と言うのはタイでは決して卑猥な言葉ではなく、“本当に〜”と言う言い方。“Really”の意味もある。恥ずかしがって躊躇してはイケナイ。 ちなみに、タイでは日本語の「OISHI (美味しい)」が店名になっている日本料理のファミリーレストラン・チェーンがあり、意外とタイ人は日本語の「美味しい」と言う言葉を知っている。屋台で食べている客が日本人だと分ると、やたらに『オイシ? オイシ?』とタイ人が聞いてくるのはその為である。そんなときは笑って「美味しー!!」と言ってあげよう。 |
発音 ≪ナー・キン・ナ≫ 「ナー」は平坦に発音するのではなく、ちょっと怒った時、人を呼びつける言い方のように「ナ〜」と山なりの発音。 「キン」はそのままのカタカナ読みでOK。 「ナ」もそのままカタカナ読みでも良いが、少し高音になれば尚可。 意味は“美味しそうだね〜!!” 「ナー」は「〜すべきである・〜の様である」という意味。 「キン」は「食べる」 「ナ」は接尾詞で日本語の「〜だね」みたいに言葉をやわらかくする言い方。 直訳すれば「食べるのに適している様だね」という意味になり、つまり「美味しそう」。 「キン」のところを「美味しい」という意味のタイ語「アロイ」に換えて「ナー・アロイ・ナ」でもOK。 意味は全く同じである。 |
発音 ≪ペッ(ト)!!≫ 音調はペッ(ト)自体を苦しそうに低音で言うと良い。 意味はそう「辛い…」。 アロイ、と言いたいんだけれど、どうしてもそういえない時は大体この時である。“ペッ(ト)…” 美味しいのだけれど、辛いと言いたいときも、前回のアロイのあとにこのペッ(ト)を付け加えると良い。 “アロイ!! テー ペッ(ト)” 『テー』とは英語でBut しかしという意味。 これだけで、“美味しいけれど… 辛いや…” という意味になる。 もうこれは、自然なタイ語である。 |
発音 ≪マイ・アオ・ペッ(ト)≫ チョット応用編。 最初の「マイ」は英語の「Not」と同じで否定構文を作る単語。 「アオ」は「Want」で欲しいという意味。ペッ(ト)は以前紹介した事があるように「辛い」。 つまり意味は、『 辛いのは要らない=辛くしないで!! 』という事になる。 タイに来て、タイ料理を食べたいんだけれど、ちょっと辛いものは苦手で… でも美味しいタイ料理は食べたくて…と言うときには大活躍する言葉。屋台でも、レストランでもどこでも使える。基本的には語尾に丁寧語の“カ”(♀)または“カップ”(♂)をつけた方が良い。 訪タイ経験のある方は知っていると思うが、タイでは道端で日本人に対する勧誘が特に観光地で凄いことがある。物売りから、トゥクトゥクの運転手まで何でも近寄ってくる。一瞬でも隙を見せてそんなそぶりをすると、かなりしつこく付いてくる。時には少なからず怖さを感じる経験した事のある人はいると思う。 そんなときは、英語でアーダのコーダの言って拒否するよりは、タイ語で冒頭の「マイ・アオ!! (要らない!!)」と言うのが一番良い。アクセントは“マイ”の方につけて強く言うと良い。“マイ”の発音を早く言うつもりで「メ・アオ」と言っても通じる ( 注 ; 「メ・アオ」は口語)。 |
発音 ≪ミー と マイ・ミー≫ 「ミー」の音調はそのままカタカナ読みで大丈夫。 「マイ・ミー」はアクセントを“マイ”の方に持ってきて強めに言うと良い。 意味は『ミー → ある』 『マイ・ミー → ない』。 タイ語でこの「ミー」と言う言葉は非常によく使われる言葉で、英語で言うと「Have」。 また、動詞、助動詞、形容詞の前に「マイ」を付けると英語の「Not」の働きをして、とりあえず全て否定形になる。 つまり、「マイ・ミー」は「無い」という意味になる。 応用です→ ↑上の“美味しい”と言う意味の形容詞「アロイ」にマイを付けて「マイ・アロイ」と言うと「美味しくない=マズイ」。簡単ですね〜。 |
発音 ≪カ≫ 音調は日本語で「カー・カー」とカラスの鳴き声を真似すると良い。(ホントにイイのか!?) 東京弁の「母チャン」の「カー」とも同じ音。 この単語は、全ての単語の後に付ける事が可能な単語。女性専用の言葉で、これを付けると全て丁寧語になる。 (例) ・「アロイ!!」=「ウマい!!」 「アロイ・カ!!」=「美味しいです」 ・「タオライ」=「いくら?」 「タオライ・カ」=「いくらですか?」 |
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発音 ≪クラップ or カッ(プ)≫ 音調は… 説明難しいなー…。 日本語で、気合を入れて「はいっ!!」と元気よく返事をする様に同じく、「カッ(プ)!!」と言うとなんとなくそんな感じになる(ような気がする)。 上記と同じく意味は全ての言葉を丁寧にする言葉。しかし、こちらは男性専用。 実際は「クラップ」と巻き舌にしながら言うのが正式なのだが、結構言い辛いので大抵は「カッ(プ)」と日常会話では使っている。早く言おうとしたり、手を抜いて言うと、たまに「カ」とだけ相手に聞こえてしまい、『こいつはオカマだ』と間違えられる可能性があるので注意が必要。 |
発音 ≪サワディー≫ 音調はサワディーの“ディー”の方にアクセントを付けて読むと良い。 日本で売られていた、「お部屋にサワディ〜」のコマーシャルでお馴染みの芳香剤と発音が一緒(?)である。 ヒジョ〜に、よく使う言葉である。タイ語のテキストの一番始めに出てくる単語。 意味は「おはよう」「こんにちは」「こんばんわ」及び別れの挨拶(厳密には「さようなら」ではない)。全ての挨拶が、この一言である。 タイ人の挨拶の特徴として、ワイ(合掌)をして挨拶をするという文化があるが、そのときに口から発する言葉がこれ。タイに来る際には、たとえ短期の旅行だけであっても、この言葉は覚えておいたほうが間違いなく良い。 |
発音 ≪ピセー!!≫ 意味は「スペシャル・大盛 !!」。 音調は特に気にすることなく、日本語の感覚でカタカナ読みすればまず通じるはずである。 使い方は簡単。料理の注文時、料理名を言った後この言葉を付ければよい。 感覚としては、タイの屋台での「カオマンガイ・ピセー!!」と吉野家での「牛丼、大盛!!」 は同じにあたる。 専門屋台によっては、看板に普通の料理値段と一緒に、この「ピセー」のタイ文字と共に大盛価格が既に書いてある店もある。注意深く屋台の看板を見ると色々な事が書いてあったりして結構面白い。 |
発音 ≪タマダー≫ 意味は「ノーマル・普通」。 このタイ語も音調は特に気にすることなく、日本語の感覚でカタカナ読みすれば通じると思う。但し、文字通りの発音は「タンマダー」。どちらでも良い。 別段「ノーマル」なので覚える必要は全く無いが、もし「タマダー? 又は ピセー?」と聞かれた時に答えられるとスマート。大方、タイ人には「Normal」なら通じるかもしれないが、日本人が言う「ノーマル」というカタカナ言葉は通じにくい。 何かをするときも、してもらうにしても、特別な事を望まない時はこの「タマダー」を2回繰り返して、「タマダー・タマダー」という表現がある。日本語にすれば「普通、いつもどおりで」というみたいな感じである。 |
発音 ≪チェック・ビン≫ ≪キット・ングン≫ 意味は「おあいそ、お勘定!!」。 上のチェック・ビンは英語の[Check Bill]から来た言葉で、日本人でも簡単に覚えて使える単語である。 下のキット・ングンは非常に発音しづらいが、タイ語で直訳すると「お金を計算して!」という意味である なぜ二つあるのかというと、タイにはお勘定のレベルがあり、この二つをタイ人は上手く使い分けている。しかし、最初はなかなかこの二つを使い分けるのが難しく、私は理解するまでに時間がかかった。 “チェック・ビン”は、どちらかというと、しっかりしたレストランで使うイメージがあり、“キット・ングン”はちょっと小汚い屋台のイメージがある。そこら辺がハッキリしているお店なら良いのであるが、実はそれが結構曖昧。しかし、高級レストランに行って「キット・ングン」とは間違っても言ってはいけないが、道端の屋台で「チェック・ビン」と言っても肝要な屋台のタイ人はきちんと対応してくれる。(と、思う) ちなみに、「キット・ングン」ではなくて「キット・タン」と言う場合もあるのでタイで店(特に屋台)に入ったら他の客が勘定時に何と言っているか耳をすましてみると良い。 |
発音 ≪コー(プ)・クン≫ 非常に大切な言葉の一つ。 “ありがとう”という意味である。この単語に、上記の『カ(女性)』や『カップ(男性)』をつけると“ありがとうございます”と丁寧になる。 発音のコツは、コー(プ)の「プ」をはっきりと言わないこと。言いかけて止めると良い。 タイで挨拶をするとき、全てにワイ(手を併せてする合掌)をしてするものだと思っている人もいるかもしれないが、決してそんな事はない。 ワイをするのは、正式なときや、目上の人に対してするものである。ヤタラメッタらにワイをしてはいけない。 また、タイ人は目上(年上)の人からワイをすることはないので、これも気をつけないといけない。明らかに年下のホテルの若いドアボーイに“コープ・クン・カップ”とか言ってワイをしたら変なのである。また、屋台街で、ワイをして「ありがとう」と言うタイ人従業員もいない。ここには、タイ人社会の潜在意識的な身分階級制度が未だに残っている為、外国人である我々にはなかなか難しい。 ただ、年下(目下)のタイ人からワイされたら、必ずこちらもワイで返す必要がある。 どちらしても、挨拶の習慣は、一歩間違えた事をすると、嫌味・皮肉とも捉えられかねないので、注意が必要である。 はっきりとしないときは、外国人なのだから、Thank you very much!! というのが確実だとは思う。 |
発音 ≪コー トー(ト)≫ 音調は申し訳なさそうに、チョット沈んだ気分になって「コー」、続いてチョット力を入れて「トー(ト)」と発音すればよい。(んー、かなりこれじゃ分りづらい…)。 意味は「ゴメンなさい・スイマセン」。 英語で言う「Excuse Me」 や 「I'm Sorry」 がこれにあたる。 何か人に物事を頼む時に「コートー(ト)」。 とにかく謝る時に「コートー(ト)」。 道をあけてもらうときにも「コートー(ト)」。といった具合である。 タイの屋台では、注文したいのに、店主が全然こっちにかまってくれないとき、「コートー(ト)」と言うと、振り向いてくれる可能性が高い。 このタイ語はかなり実用度の高い言葉であると思う。タイでタイ語会話を耳にしていると必ず何度とかは聞こえてくる。ただの旅行者にも必需単語であるはず。 |
タイ文字の仕組みについて。 タイ文字は、アルファベットや、ハングル文字と一緒で表音文字である。漢字と違って表意文字ではないので、子音と母音さえ覚えてしまえば、基本的には組み合わせるだけで簡単である。文字の形に規則のない平仮名、カタカナの方が難しいとタイ人が言うのはその為である。 |
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左記のタイ文字は 子音の[M] | |||||
この文字は 母音の[ ii ] 短母音「イ」ではなくて、長母音「イー」と発音する。 この母音は子音の上につける。 |
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組み合わせて [Mii] =「ミー」 という発音になる。 簡単ですねー。これだけです。 タイ文字は、子音が44コ(うち2コは旧字の為未使用)、母音が20〜30コ位あります。これとタイ文字の規則さえ、頭に入ってしまえば、タイ文字は意外と簡単なんです。 |